My よすが雑記

日々少々

夏をあきらめきれなくて

こんにちは。海です。

 

 

酷暑が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

私は夏は好きですが、嫌いになりそうなくらいに暑さと日々格闘しております。

 

ええ、とりあえず季節のご挨拶を済ませたところで、まずは

長らくの間サボっておりました、というご報告です、、、

もうね三日坊主といわず1年坊主くらいサボっていましたね(笑)

 

勿論読者なんていないんですけども、唯一私の記事をすこーーしだけ

楽しみにしている友人がおりまして、

 

たまーーにその友人に会った時に、「おまえのマイよすが雑記楽しみにしてるぜ」と

釘を刺されるような言葉をもらっておりました。54君待望の更新だよ、どうぞ目に焼き付けてくれ!!

 

そんな大口を叩いておりますが、今回書く内容なんて決まっていないわけで

更新していない約1年間に積もる話なんて山のようにありましたが、

 

今回は友人の季節にまつわる話でもしたいと思います。

 

 

その友人T君は、季節の変わり目をいち早くキャッチする能力Lv.100でありまして、

春から夏になりキンキンに冷えた飲み物が体に染みる時期になると

 

「いやあ、ソルティライチが飲みたくなるのマジ嬉しい」とか

 

夏から秋の変わり目には

 

「この冬の空気の匂いマジで好きなんよなあ」とか

 

四季折々に対する感受性が豊かすぎて、勝手にこの季節の変わり目を

感じる現象のことを”T君現象”と呼んでいます(笑)

そういえば、前記事でもT君のことを書いていましたね、めちゃくちゃT君のこと好きみたいで少し恥ずかしい。

 

まあ、そんな日本に生まれたことに誰よりも喜びを感じているような

友人のさりげない一言のお話なのですが、

 

よく「好きな季節は何?」といった

アイスブレイクテンプレートみたいな質問がありますよね。

 

僕もこの質問には大変お世話になってきました(笑)

質問に対して私はいつも”冬”が好きだと答えていました。

 

理由は、冬のツンとした空気が好きだし、猛暑にうなされることもないし

夏に比べてお洒落の幅が広がるし、、、etc

(打ちながら思いましたがやはり冬の比較対象はどうしても夏ですね、たしかに冬を春秋と比べることはなかなかないかも)

 

そう答えるのが常でしたし、各段夏が嫌いというわけでもなかったのですが

友人の、

 

「でも、冬だから〇〇しよう!っていうモチベーションにはなかなか至らないけど

夏だから○○しよう!って考えた時に、海に行こう!川に行こう!花火大会に行こう!アイス食べよう!祭りに行こう!フェスに行こう!とか夏にまつわる風物詩がポンポン出てきて、それを本気で楽しもうと思えて想像してワクワクするのって四季のなかでも夏くらいだよね」

 

飲み込みが遅い私は少し言葉をかみ砕いた後、

 

たしかに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

と本当に叫んだのを覚えています。それはもうかなり衝撃的な発見デーでしたし、

この日以降、この質問をされると夏と冬が好き、となんとも贅沢な、はたまた優柔不断な返しをしています、、、

 

たしかに、冬でも鍋食べたいとか初詣とか餅とかいろいろ出てくるけど

それを全力で楽しもう!っていうモチベーションはあんまりないし、

想像してワクワクするというより、季節の恒例行事としてみなしている部分が

大きくて、楽しむより”嗜む””味わう”の方がぴったりな気がします。

 

そして夏にあって冬にないもの。その感じ方の違い。

それはなにより、夏には我々人間をいつまでも惹きつける

キラキラ、ワクワクしたものが詰まっているからだと思います。

 

ここ非常に大事なので、少々の恥ずかしさはないとも言い切れませんが

もう一度言います。

 

夏には、キラキラ、ワクワクする何かが詰まっています!!!!!!

 

よし、言い切ってすっきりしたので、久しぶりの記事はここまでにしたいと思います。

 

何が言いたいかというと、暑さに負けず限りある夏を全力で楽しみましょう!!!!

 

ちなみにタイトルの「夏をあきらめきれなくて」は

私が敬愛する江沼郁弥さん(旧plentyボーカル)の曲から頂戴いたしました。

 

長くお付き合いありがとうございました。

ではまた!

 

 

 

 

d払いポイントGETモール

 

d払いポイントGETモール

散歩

 

こんばんは。海です。

 

台風が過ぎ、残り風かこちらは肌寒くパーカーを羽織るくらいには

秋の訪れを微かに感じています。

 

今回は、何を書くわけでもなく今朝の散歩でのことを書き留めようと思います。

 

本日、9月20日。昨夜は2時過ぎごろ眠りについたはずだったが午前7時頃起床。

このところ、遅寝早起きが続いている。

 

二度寝を試みるも失敗。むくりとシーツから這い出し

寝ぼけた頭で最初に浮かんできたのは「ゴミ出し今日だったなあ」

 

スリープ状態の意識で、ゴミをまとめ外のゴミ収集場へ向かう。

 

外に出て次に浮かんできたのは、「今から散歩しようかなあ」

台風後の少し強いくらいの吹き返しの風と、電源を入れたばかりのこたつのような

しんとした気温と太陽が心地よくて、

ゴミを捨てると寝巻のまま、イヤホンとスマホを片手にほぼ無意識で

家を出ていた。

 

思えば、夜に散歩をすることがあっても、早朝?にはしたことがなかったかもしれない。

2か月前、異動でこの地に越してきてから、近隣を散策したことがなく

とても、とてもワクワクしていた。

折坂悠太を聴きながら、家を出て右に曲がる。

 

住むアパートの裏の墓地に手塚家、と書かれたお墓が沢山並んでいた。

遅い時間帯しか通ったことがなく、なんとなく気味悪がっていたので

まじまじとお墓を見ている姿は、滑稽に見えたと思う。

細い路地を進むと新旧ごちゃまぜな住宅、アパートが並ぶ。家族か他人かわからない

無地のTシャツを着た母親とその祖母?がゴミを捨てに行く途中のようだった。

その後ろを学ラン姿で自転車を漕ぐ高校生が追いかける。

顔も合わせないしおそらく他人だろう。

 

舗装されていない道を進むと、山岳の上をバルーンが飛んでいるイラストが描かれた

シャッターのある、民家が左手に見えた。その先に光に晒された稲田があり

トンボとやぶ蚊と台風でなぎ倒された稲を眺めていた。なぎ倒された稲は

時間が経てばまた立ち上がるのだろうか。

中にはそこだけ切り取られたような、台風の影響を一ミリも感じさせない稲田もあり

物凄く不思議だった。

光の加減で仄かにえんじ色に見える稲を見ていたら、

なんだかセンチメンタルになりそうだったので、田んぼと用水路のあぜ道を

急いで進んだ。

空は、嫌みかというくらい澄んだ青だった。制服姿の近隣の中学生が自転車を漕いで

登校している。しばらく立ち止まって見ていたが、徒歩の生徒はおらず

全員自転車だった。男子生徒の数人は暑いのか、格好いいからか

ヘルメットをしていない人もいた。たしかに、高校生になって初めて

ノーヘルをしたとき、なんだか大人に近づいた気がした。

遠くの曲がり角で、幼稚園の送迎バスが停まった。中には園児は誰もおらず

先生らしき人と運転手の二人だけだった。

送迎ポイントだろうと眺めていると、私の後ろから「急いで急いで」と

両手に黄の帽子をした兄弟と思しき二人と手を繋いだ、母親の姿が見えた。

バスの残り数メートルのところで片方が盛大にこけていたが泣かなかった。たくましい。

二人を見送ると、母親を残してバスは消えていった。母親はまた速足で自宅へと

戻っていった。私は保育園が近かったので、バスではなく徒歩だったと思うが

保育園まで親と一緒に行っていたか全く思い出せなかった。

キンコンカンと私の知っているどこか冷たい音色ではなく

無駄に温かみのあるチャイムが鳴る。鈴虫が鳴いている。

車とすれ違う。ついさっき見たことがある人だと感じたが思い出せなかった。

路地幅が広くなり、また住宅街へと入っていく。真っ赤な彼岸花が咲いている。

昔、母が好きだと聞き、見つける度に持って帰ったことをふと思い出した。

今も、母は彼岸花が好きだろうか。今見ると、なんだか毒々しく

あまり好きだとは思わなかった。

 

まだ青い柿と唐辛子がなっている。川から音がする。覗き込むと

苔というか泥というか、肥大したカオナシから出る

ヘドロのようなものを纏った鯉がいた。路地を進む。

 

住宅街の一角にいかにも!というようなラブホテルが建っていた。

あまりにも住宅街に馴染んでおり、自然な不自然さに変な気持ちになった。

 

まっすぐ行けばすぐ大通りに出ると分かったので、遠回りして帰ることにした。

再び、田んぼ沿いを歩く。風が水面を揺らしている。

木々の一部は赤く色づき始め、秋が近いことを教えていた。

鯉が水を叩く音が聞こえる。音の方に目をやると、頭だけ水面から出していた

カメと目が合った。瞬間、水の闇に消えていった。

 

季節の変わり目が好きな友人Tがいる。肌寒さで彼のことがよぎる。

携帯を開くと「普通に寒くてマジテンションあがる」と7分前に

インスタのストーリーを更新していてなんだか幸せな気持ちになった。

私も応えるかのように

「肌寒くなってテンションあがる気持ちに名前がないなら、友人T現象と

名付けたい」とストーリーを更新した。そのあと、名前があるかどうかが

気になり調べている途中で充電が切れてしまった。

 

既に、2時間くらい経っていたので自宅の方へ

新築が向かい合う路地を進む。新築綺麗だなあ、と思う反面

どこか人工的な冷たさを感じた。

途中大きなカメが水面に浮かんでいた。全く微動だにせず

死んでいるらしかった。幼い頃、小さなミドリガメを飼ったことがあったが

どんな最後だったか、名前すら思い出せない。

新築の玄関隣にあるデッキは何で人目に付く表に作るのだろう、日当たりがいいから

なのだろうが、もし取り付けるのであれば、裏の人目につかないところがいいなあ。

さっきすれ違った既視感のある車の人は、

ゴミ出しに出ていた無地Tの母と祖母だったか、家族だったのか。

 

今にも消えそうなどうでもいい思考を巡らせながら、

なぜか稲田の隆起したあぜ道を歩いていた。

もう肌寒さはなく、羽織っていたパーカーを脱いだ。

ほんのり体が火照り始めていた。

 

自宅付近、細い路地を隔てて片側が築50年以上はある民家、

片側が新築だけが並ぶという、悪意的な、意図的に分けられたかのような

通りがある。何度も通った道だが、全く気付かなかった。

ひょっとすると、路地で区切られて階級分けされているのかも、とか

両サイドめちゃくちゃいがみ合っているとか、

イギリスの階級地区のようなあるわけもないことを考え

少し怖くなり小走りで帰宅し、2時間強の散歩は幕を閉じた。

 

 

何が言いたいわけでもなく、ただただここに書き留めておきたかったので

どうか味っ気のない文章にご勘弁ください(笑)

 

秋が近いですね。嬉しいです。そう思ったあなた。それは友人T現象です(笑)

もし名前があればぜひ教えてください。

 

それでは、また。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キッチン 吉本ばなな

 

こんばんは。海です。

 

過去最大と称された台風14号の渦中、皆さんのご無事を祈りつつ綴っております。

 

今回は、本日読了しました

吉本ばななさんのベストセラー「キッチン」

についての感想を。

 

彼女の作品はいくらか読んだことがあるのですが

絶対に読みたい本だったのに読むことがなく、先日からふと思い立ったように

読み始めました。

もっと早くに読みたかった。

 

なんだろう。短編集・あくまでフィクションだとわかっていても、

どこか妙にリアルで実体験なのでは?と錯覚するくらい

身近に感じざるを得ない、でも遥かにかけ離れた遠い、

そんな不思議な一冊でした。

 

3編から成る本作。どれも大切な人の死を中心に展開され、

海底に沈んでいくような息苦しさ、悲しみ、絶望と

淡々と過ぎていく鉛のような時間、生活が描かれている。

 

残された者として、その傷に向き合おうと、お互いにお互いが生を

受け入れていく、前に進んでいく、そんな作品。

 

私自身、家族・友人など身近な死を一度も経験したことがない。

でも、たしかにこの本は「死」がほんの数センチ、隣にある、

人生で「死」を身近に感じた時間でした。

 

もし、自分の家族・友人、大切な人が亡くなったら…

そんなことを考えながら読み進めると、随所の何気ない描写も

胸が苦しくなりました。

 

みかげが引っ越しの為、バスに乗り田辺家へと行く描写がなんだかとても印象的で

心に残っています。

 

-子供が祖母の言うことを聞かないのに対して

普段は泰然とした様子のみかげも苛立ちを募らせる。

そのあと子供と母のやり取りに、温かい家族の風景に出会う。

いいなあと羨ましく思う一方、自分はもうその温かさを感じることは

できないのだとバスを途中で降り涙がぽろぽろと溢れる。

 

そんな中、食器の音や賑やかな人の声が聞こえ、そこが「厨房」だとわかると

急に明るい気持ちになり、元気に歩き出す-

 

といった風な描写がある。この部分に、生きる者の死に対する戸惑いと儚さ、

そして人の強さが凝縮されているようで、寂しいのにどこか幸せで心が薄ら温かい。

喜怒哀楽に近い全方位の感情があり、

読み終わってとても不思議な気持ちになりました。

 

吉本ばななさんの文章は、「美しい」という言葉がすごく似合うと思う。

細かい情景描写がとにかく綺麗。

 

それと一つ気になった点を挙げさせてください。

 

夜の庭木がみどり色のライトで照らされ、余計にくっきりと不自然なほどに

浮かび上がるみどりの様を、ディズニーランドのジャングルクルーズに喩え、

みかげは「うそのみどり色だ…」と思う。

 

何気ない一文だが、「うそのみどり色だ」と思う感性は、おそらく

吉本ばなな本人がジャングルクルーズを過去に見て、感じたものであり

それをあたかも作中の主人公みかげが感じたかのように描かれている。

 

私が今まで気づかなかっただけかもしれませんが、そういう何気ない

登場人物の感情の中に、作者本人の気持ちが見え隠れする瞬間を初めて

感じたのでここに書き留めておくとともに、これが吉本ばななさんの

表現が美しいと言われる所以の一つのように感じました。

 

80年代に刊行されたのに古くさくなく、且つ「死」という大きなテーマで

書かれているが、大袈裟に感じない。

これからも何回も何回も読みたい、と思う一冊でした。

この先身近な人の死を経験したとき、きっと手に取っていると思う。

30代過ぎて読むともっと深く理解できるような気がする。

 

いやあやたら真面目に長々と書いちゃいました。

飽きずに読んでくださりありがとうございます(笑)

もっとユニークに書きたいものです。

 

それでは、また!

 

 


キッチン (角川文庫) [ 吉本 ばなな ]

崎山蒼志さんと折坂悠太さんを見ましたよ。

 

お久しぶりです。海です。

 

 

何かとバタついており全く記事を更新できていませんでした(書こうと思えばかけた)

でも、脱三日坊主に満足し手を付けていない姿は正直少し想像できていました(笑)

 

さあ、何を綴ろう直近の出来事を振り返ってみまして

パッと思いついたのが、先月見た崎山蒼志さんと折坂悠太さんのライブのこと。

 

 お二人は以前から熱狂的に聴いていたわけではなく、

ちょこちょこ聴いていたレベルでしたが、

先日のフジロック2022の配信ライブでのパフォーマンスが物凄く格好よくてですね。。。

対バンするのを知り、即購入。それから当日までこれまで聴いていたものを含め

過去の楽曲たちに没入しておりました。

 

見た感想ですが、まず前座の折坂悠太さんから、、、、

暴れていました、、、うん。すごかった。

勿論実際にというわけではなく、

『やりたい音楽を縛りなく自由に音で表現していた』

という感じでした。

激しかったとかではなく、折坂悠太という枠のなかで

静かに湧き上がってくる爆発を見ている感じ。(抽象的すぎてごめんなさい)

 

私は今回初めて弾き語りのライブを見たのですが

思えば今までバンド体制の公演にしか行ったことがなかったなあと。

 

バンドはしたことないので素人目からの解釈ですが

やっぱりリズム隊と音を合わせることがない分、ギター一本と声だけで

自由に表現出来るからそう感じたのかもしれません。

 

それでもいい意味で普通ではなかったと思います。

嘘でも大袈裟でもなく折坂悠太さんの演奏を見ていると会場全体が

得体のしれない靄というかオーラみたいなものに包まれている気がしました。

(割と大真面目に言っているのでどんな小言もへっちゃらです)

これを”折坂ワールド”と名付けて今日から呼ぶこととします。

皆さんもぜひ。

一曲目に披露していただいた『さびしさ』

ぜひご一聴ください!


www.youtube.com

 

 

さて続いて崎山蒼志くん。

 

もう、ずっと心の中で「いいぞ!もっと、もっとやってくれ!」と叫んでいました(笑)

それくらい駆け抜けてた、止まらなかった、キラキラしてた。

(実際曲間ほぼなしノンストップでした(笑))

 

本当にかっこよかった。眩しかった。すごく大きく見えた。

崎山蒼志くんが脚光を浴びるきっかけとなった

皆さんご存じ「日村がゆく」の五月雨でファンになってからやっと見れました。

 

崎山くんといえばどこか朧げな針のような突き刺すような繊細な声と

圧倒的なギターテクだと思います。

 

でも実際に聴いて、見て感じたことは

そんな繊細な不安定とも取れる声のはずなのに

不思議とずっと安定しているということ。

 

声変わりだとかどうだとかいろんなコメントを見ますが、

その件は一旦さておき。

 

 大衆意見だと賛否両論分かれそうな崎山さんの声ですが

本当に不安定がずっと安定している。という矛盾のようなものに

崎山くんの声に妙に惹かれてしまう理由の解があったと感じました。

 

ギターテクは言わずもがなでした。

細かい技術はわからないけれど凄いのだけは直感で分かりました。

 

そしてギター色のイメージがどうしても強い崎山くんですが

最近はテクノ系の曲も多くて、

最後アンコールでやってくれた「I don't wanna dance in this squall」

この路線もいけるのか・・と小さく我慢しきれないように

音にのっている崎山くんがすごく好きでした。。。


www.youtube.com

 

「崎山くんがギターを置いて加速していく…」

「崎山蒼志がノれる人間だという事実、好きすぎる」

 

YouTubeのコメントで好きだった二つを引用して終わりにしたいと思います。

音楽をこうして綴れるの幸せだなあ。

 

それではまた!

 

 

 

 

 

 

古き良きモノ

こんばんは。海です。

 

 

仕事をして疲れているはずなのに、晩御飯ができるまでの時間になんと

パソコンを立ち上げた私。

えらい…!別に偉いことなんて何一つないけれど何もしない時間を作らないのが

こんなに清々しいとは…

 

さて、今日は何について綴っていくかといいますと、

「古き良きモノ」と題して、実家から発掘したサンダルを紹介したいと思います。

 

気になるそのサンダルがこちら!

年代物とは思えない状態の良さにニッコリしちゃう

 実家が築100年以上ある(たぶん)古いお家で、倉庫とかを物色していたら

まあ当時の年代物が出てきたりするので、帰省するたびに物色するのが私の

恒例行事になっています(笑)

 

 

そして先日のお盆帰省に獲得した物の1つというわけなんですが(その他は鉢と

珈琲豆を入れる瓶とサングラスを徴収しました)、見て真っ先に目に入ってくる

「マルヤマ」の文字。

 

さて何か昔のお宝だったりして…と悪い顔をしながらgoogle

「マルヤマ サンダル」と検索。

早速、ヒットした記事を読んでみました。

 

 記事によると2012年を以って、職人さんが亡くなったことにより廃盤(廃業)し、

廃業になる際、多くのファンが店舗を駆けずり回り、一生分買い占めた方も

いるくらい優秀なサンダルと記載されていました。

 

褒めちぎっていた記事とは反対に、とある別の記事では、「夏のベスト・おっさんグッズ」「町会になれば、大体2,3人のオヤジが履いている定番中の定番」と当時の人気ぶりが窺えて一人高ぶっていました(笑)

 

ド定番と言われるだけに、そこまで高価なものではないっぽいのですが

ゴムソールだし鼻緒も痛くならないし、インソール?も履き心地は良いし

5000円です、と言われても納得するクオリティ…本当に良いモノに出会ってしまったぜ…

 

余談ですが実家に眠っているもののほとんどは、亡くなった祖父のものらしい。

物心つく前に亡くなったので、ほとんど祖父の記憶はないのですが

私を相当可愛がってくれていたみたいで、両親はイケてるオヤジだったと

口を揃えて言っていました。

 

大人になって、祖父の身に着けていたものや使っていたものを今こうして

身に纏ってみると、祖父を少しだけ知った気になれて、ものすごく不思議な

気持ちに包まれるのです。

 

これは、祖父のものだけでなく、古着だったり古道具だったり

いろんな古い良いモノに出会うと、これまで使っていた姿や背景を想像してワクワクするのでこれが古いものが好きな理由なんだなあと綴りながらふと思いました。

あと、その方がより愛着を持てる!

だからリサイクルショップだったり古市だったり古着屋はつい寄っちゃいます(笑)

あ~実家でまた物色したいなあ!

 

またもや眠くなってきたので今日はこのへんにしておきます。

何かそんな”古い良きモノ”に出会えたら紹介しようと思いますので、

その時はまたよろしくお願いします!

 

それではおやすみなさい。

明日も気楽に!

 

 

 

 

 

 

 

 

夜のピクニック 恩田陸

こんばんは。海です。

 

 普段は怠け者の私がなんと一日で二記事書くという、前代未聞のチャレンジをしています。

 

 前記事にも書きましたが、本日はお休みで空いた時間に恩田陸さんの夜のピクニックを読了しましたのでそのことを書こうと思います。

 

 

言わずと知れた名本『夜のピクニック

やっっっっっと読むことができました。。。。。

 

 

読もう読もうと思ってはいたものの、なかなか手を付けられずにいました。

いやあ、もうね、読んでよかった。。それに尽きます。

 

 

 ご存じの方も多いかと思いますが、ざっくりストーリーを説明すると

高校の伝統行事である歩行祭を登場人物たちがただひたすら歩く、という物語。

これといって大きな事件があるわけでもなく、ただひたすら夜通し歩く。

シンプルゆえに、スタートしてゴールするまでの間、学校生活最後の一大イベントという「青春」の真っただ中にいる高校3年生の登場人物の心情変化だったり

全体の風景描写をイメージしやすく、読みやすい一冊でした。

 

 

 高校時代なんて化石のような遠い昔の話ですが、読み進めていくうちに今私も歩行祭を経験している気持ちになり、青春ならではの登場人物一人ひとりの悩み・葛藤・秘密など、大人になった今高校時代の自分自身と重なる部分を記憶の隅から引っ張りだし、感傷に浸ってしまっていました。

 

 特に、私が在籍していた高校も、競歩会という長距離をただ歩くイベントがあったので、ホコリ被った記憶を掘り起こしてみて、友人がお菓子禁止なのに持ってきてて

先生に見つかって没収されてたなあ、山頂で後ろ向き拳掲げるワンピースポーズで写真を撮ったなあ、途中休憩ポイントでお菓子没収されてた友人が自販機でジュース買ってるのバレてまた怒られてたなあ、帰り話す話題無くなって荷物持ちジャンケンしてたなあ、とか、このまま風化しそうだった思い出が沢山あったことに気づきました。

 

あの頃は、それが普通なのだと、高校時代における自分を顧みることなんて

ありませんでしたが、今思うと本当にかけがえのない時間で当時の1秒1秒が愛おしく思います。

 

 

 社会人になり、一人の時間も増え、友人と会うことも少なくなりました。それはそれで普通のことですし、仕事に、自分に没頭するのも素敵なことです。

 

それでも、久しぶりに連絡を取って、大人になった今ビールで乾杯するのも

今しか作れない、素敵な時間になると思います。

 

そしてまた時が経って思い返すと、違った風に感じるのではないでしょうか。

そうやって色褪せない時間を何個も作って、何回も思い返していきたいです。

 

 

 なんだか、今日はポエマーチックになってしまいました(笑)

 

後半自分の話しかしてないけれど、あの日、あの時、あの場所の思い出を

振り返るきっかけになる一冊になっていますのでぜひ!(小田和正みたいになったのはわざとです)

薄ら恥ずかしいので今日はここまでにします。

 

また明日も、気楽にいいことがありますように。

おやすみなさい。

 

 

 

奇才を見た日

こんにちは。海です。

 

脱三日坊主を掲げて折り返しの二日目。

本日は、お仕事がお休みだったので、行きつけのコメダ珈琲

アイスコーヒーのたっぷりサイズを片手に綴っております。

 

今日は『奇才を見た日』というテーマで書かせていただきます。

さて、なぜこのテーマで書かせていただくかといいますと

昨日みた天竺鼠川原♡ランジャタイ国崎の ポップトークショー in和牛川西 

第三弾』というお笑い配信ライブがそれはもう面白くて、川原さんと国崎さんに

圧倒され続けた時に感じたことをぜひ共有したい!と思ったからです。

 

 私自身お笑いが好きで、特に天竺鼠が好きなのですが、視聴した感想として

何と言いますか、良い言い方をすれば、予測できない、考えつかない、

悪い言い方をすれば本当に意味が分からない(笑)だけどそれでもくどく無くて

なぜかずっと面白い、というすごく不思議な感覚になったんです。

もちろん正統派なわかりやすいお笑いも大好きなんですが

やっぱり、ありがたいほどに奇才で。。。川西さんの突っ込みも相まって

めちゃくちゃ腹抱えて笑いました。川西さんのツッコミ無かったらと考えると

おそろしいです(笑)

 

 関西弁口調でずっと何を見せられてんねん!!とお二人の無二の世界にどっぷりと

浸かった二時間だったのですが、トークショーと題しているのに開始早々SE(効果音)

のみで会話、結局コント以外では一言も発しませんでした(笑)

 

 その中でも特に衝撃だったのは、和牛の2016年のM1決勝ネタでおなじみ『ドライブデート』をゲストの高見さん(旧ヒガシ逢ウサカ)をお迎えして、和牛水田さんを川原さん、川西さんを高見さん、国崎さんがダブルツッコミで演じるという奇想天外すぎる構成(笑)

 国崎さんと川原さん二人でコピーするならともかく、ツッコミ二人(しかも川西さんが二人)はありそうで考えつかない気がしますし、完成度なんて皆無でグダグダだったのになぜかそのグダグダが心地よくて笑えたし、ツッコミをこすりすぎて漫才が先に進まず困惑を演じる川原さんも良かったし、しつこいくらい「ほんだらあ、水田く~ん」「そんな曲がってへんやろ」「もうええわあ」と川西さんのクセツッコミをこすり倒し、しまいには「いいね!」と2019年M1ネタをぶっこむ国崎さんは爆発してたし、

つぶやくようにツッコんでた高見さんも国崎さんを引き立ててた気がします。

 

 後半漫才無視で、自由にボケ倒してたのに、「何を見せられてんねん!」で終わらず、確かに形ある一つのお笑いを見た気分になり、わかりませんが川原×国崎だから

奇才同士だから、このような得も言われぬ気持になったのではないかと、

勝手に解釈しました(笑)

 

コロナ禍で配信サービスが急速に普及し、配信ライブが当然になった現在、足を運ばずにこのようなコンテンツを楽しめるのは本当にありがたいことです。

いやあ、ただただ無心で笑える幸せ、お笑いって最高です。

 

お笑い好きの方も、そうでない方もぜひ!

今日はこの辺で、それでは!

 

チケットは下記URLから購入できます!8/29日までですのでお見逃しなく!

https://online-ticket.yoshimoto.co.jp/account/orders/460fd00b9ae30d9126eceb53150963f3?watchType=normal&productHandle=laughfes202208-15&orderURL=https%3A%2F%2Fonline-ticket.yoshimoto.co.jp%2Faccount%2Forders%2F460fd00b9ae30d9126eceb53150963f3&watchToken=1145998f53f41be380f63a7406d2ef007407744811193&streamIndex=none